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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[510]キャプ森ロワ:2010/03/10(水) 23:25:53 ID:RDDtPSNs
サッカーは団体競技。それは言うまでも無く当たり前の事。だが相手の力に圧倒されその事を今の今まで忘れていたかのように
シュナイダーの言葉に全員がハッとなる。瞳の色に力が戻った事を確認したシュナイダーは一瞬だけだが、笑みを浮かべた後、
大まかに自分のプランを話す。そして大体の話が纏まり、試合再開のため己のポジションに付こうという所で、未だ倒れ伏している
カミーユをドーガやジャンクマンが代わりに背負おうかという気遣ってくれるのを頑として撥ね付け超モリサキが背負う。

この試合にカミーユを選んだのも自分ならば、最後にボールを預けたのも自分。その結果がカミーユの精神崩壊。
無論カミーユの精神崩壊は超モリサキにはなんら責任は無い。しかしそれでも自分が選ばなければ、ボールを渡さなければ
事は起きなかったのではという自責の念にどうしても駆られてしまう。

シュナイダー「モリサキ…」

超モリサキ3「ん?何だ?」

シュナイダー「…いや…何でもない…それより手はず通り頼むぞ」

そんな超モリサキにシュナイダーが何かを言い掛けるが、出てきた言葉は別のものだった。

超モリサキ3「…ああ…」

超モリサキが相槌を返すとシュナイダーはそのまま踵を返しポジションに戻っていく。シュナイダーが何を言おうとしていたのかは
分からない。だが超モリサキと同じ様にシュナイダーもまた他の誰よりもカミーユの事で自責の念に駆られており、だからこそ
率先して発言していたのだという事がその後姿を見て何となくだが理解できた。そして自分もポジションに戻ろうとしてふと
目に留まるものがあり、それを拾い上げる。

超モリサキ3「…ん?これは…カミーユの?」

それはカミーユが持っていた『ハロ』だった。そのハロは先程までの様子が嘘かのように光の放出は無く一切の機能を停止していた。
本来であれば持ち主のカミーユに返すべきなのだが…


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0ch BBS 2007-01-24