※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[552]キャプ森ロワ:2010/03/15(月) 10:00:45 ID:Nk5grrXY
アルス「ギ、ガ、デインーーッ!!」

アルスが叫びを上げながら魔力を開放すると、激しい雷鳴の轟きと共に選ばれし者だけが操りうる聖なる稲妻が迸り、
一瞬にしてバラモスの放った光弾をかき消す。そしてボールは稲妻に乗ってそのままゾーマが守るゴールへと一直線に向かう。

ゾーマ「フン…マヒャドッ!」

それに対しゾーマはさして慌てる事も無く、己を打ち倒そうと迫り来る稲妻に向かって氷の魔力を放つ。
そして激突する聖なる稲妻と巨大な氷の氷柱で出来た壁がボールを挟んでせめぎ合う。

そしてその瞬間それを目の前で見守るシュナイダーの脳裏に閃光が駆け巡った。

シュナイダー(!?…………そうか………これならば……)


威力だけで言えばゾーマのマヒャドよりアルスのギガデインの方が上で、稲妻の魔力は確実に氷の魔力を押しており、
聖なる稲妻は次から次へと増える氷柱の壁を破壊し続ける。

アルス「くッ…ぐッ…!!」

ゾーマ「…ククク…アルスよ…どうした?」

しかし今このせめぎ合いで余裕を見せているのはゾーマの方であった。それはアルスが“サッカー”をやっているからこそが
原因である。もしこれが戦闘でゾーマに直に電撃を放つというのならギガデインはその威力を遺憾なく発揮できたであろう。
しかしいかに威力があるとは言え、ボールを通してではその威力の全てを発揮できない。加えてゾーマの方はたとえ氷の壁を
破られたとて稲妻の勢いが落ちるのは火を見るより明らかで、そんな威力の落ちた稲妻を迎撃する事などゾーマにとっては
造作もない事であった。その事がお互いに分かっているからこそアルスは焦り、ゾーマは余裕を見せていたのだ。
しかし次の瞬間、劣勢であるはずアルスがニヤリと笑みを浮かべると同時に稲妻が一瞬にして掻き消える。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24