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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[704]キャプ森ロワ:2010/04/27(火) 00:55:48 ID:???
森崎が目を開くとそこは辺り一面闇が支配する世界だった。まだはっきりしない意識の中でぼんやりとデジャヴを感じる。

森崎(そういや…初めてあの世界で初めて目を覚ました時もこんな感じだったけ…)

デジャヴの原因が分かりその時の事を思い出し思わず苦笑する森崎。そしてその時と同じく周りを見渡す。
その世界は確かに闇が支配しているが、ところどころで星の輝きみたいなものが見られ、その輝き一つ一つが
とても幻想的で綺麗な世界だった。宇宙…この世界の事を表す単語に何となくだがこの言葉が森崎の頭に浮んだ。
無論森崎は宇宙に行った事などあるはずもないし、一生涯行く事も無いだろう。しかしいつからそこにいたのだろう
森崎に背を向け目の前に立つ少年の後姿を見ると自分の考えはあながち間違ってないとも思えた。

森崎「カミーユ…」

少年の名を呼ぶ森崎の声色には喜び、後悔、戸惑いなど様々な感情がない交ぜになっていた。
しかしその声が聞こえていないのだろうかそれとも無視しているのだろうか少年が振り返る事はない。

森崎「…そう…だよな…怒って当然だな…お前があそこまでやったのに…お前に指示を出した俺は結局ゴールを
守るどころか何も出来なかったんだ…」

その後姿に思わず懺悔めいた事を吐露する森崎。そしてその言葉を受けてか少年…カミーユがゆっくりと
森崎の方へ振り返る。森崎を無言で真っ直ぐに見つめるその表情は儚く澄んでおり、今にも消え入りそうな
表情だった。しかし罪悪感からか森崎にはそのカミーユの瞳が自分を責めているように感じられ…

森崎「…そんな目で見るなよ……だってしょうがないだろ!!お前だって見たろ?俺は…森崎有三って人間は
どこの世界でも凡人で…シュナイダー、ピエールや翼達みたいなサッカーの才能も無ければ、光太郎さんや
アルスみたく強くも無い…ヤン提督のようにも出来もしないし、そしてお前みたいな特殊な力も持ってない…
ただの人間なんだよ……そんな奴が絶対に諦めないとか粋がったところであんな化け物どもと張り合おうって方が
無理な話なんだ…所詮はこれが俺の限界なんだ…これ以上…俺に何が出来るって言うんだよ…!!」


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0ch BBS 2007-01-24