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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[707]キャプ森ロワ:2010/04/27(火) 00:59:34 ID:???
森崎「お、お前ら…どうして…」

準決勝で魂だけの存在となったはずの全日本Jrユースのチームメイトが森崎に向かって様々な思いを温かく、厳しく、
中には罵倒混じりで各々が伝える。そして呆然としている森崎の前にまた一人の少年が姿を現すと森崎の目が
驚きによって大きく見開かれる。

中山『森崎…』

森崎「…中山…何でお前まで…」

それはこの世界には居ないはずで、現れるはずがない人物…中山政男。元の世界で森崎と同じくその他大勢から
共に這い上がった少年。それ故に元の世界では他人を損得で判断していた森崎にとっては唯一心から信頼していた少年。
森崎にとって中山政男とはそういう存在だった。突如の親友の登場に驚きを隠せない森崎に中山は微笑を浮かべ…

中山『森崎…前にも話したと思うけど…俺はもう走る事も、ボールを蹴る事も出来ない体になってしまった…
だからサッカーは本当にもうすっぱりと諦めるつもりだったんだ……』

森崎「…中山…」

中山『だけどさ…やっぱり駄目だった…お前が国際Jrユース大会で優勝する姿を見てさ…サッカーを諦められないって…
お前と共に世界の舞台に立ちたい…そう思ったんだ…だから俺は諦めない。必ず…必ずお前と一緒のフィールドに立つ、
そう誓ったんだ…なのに肝心のお前がそんなんじゃ…俺は何を目標に頑張ればいいんだよ…』

森崎「……」

全日本Jrユースの面々の言葉、そして今の中山の言葉に森崎は胸が沸き立つのを感じていた。そして胸の奥に
脈打つ“何か”が森崎に訴えかけている。「これで本当にいいのか?」と。その森崎を横目に中山は未だ何も言葉を発しない
人物の方へ顔を向けると、森崎もそちらの方へ顔を上げる。その視線の先には自分のコンプレックスの一端を担っている
少年…大空翼。そして両者の目が合い、翼はゆっくりと口を開く。


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0ch BBS 2007-01-24