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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[737]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:35:14 ID:???
アーロン『アレはお前の記憶の中のジェクトを具現化したのものだ』

ティーダ「俺の中のオヤジ…?そんな事が…」

アーロン『出来るから、今お前はこの世界に存在している』

アーロンの言葉にハッとするティーダ。言われてみれば自分の存在は元の世界ではすでに亡き者となっているはずである。
それが今こうしてあり続けているという事を鑑みればそういった事も可能なのだろうと勝手に納得する。どちらにせよ余り理屈を
考えたところで自分には理解出来ないだろうし、ティーダにとってはあのジェクトは偽者。その事実さえ分かれば良かった。
そしてティーダの表情に彼らしい明るさが戻りつつあった。その様子にジェクトとアーロンは顔を合わせた後頷き合い…

ジェクト『全く世話の焼けるボウズだぜ。大体があんな程度の実力を俺様と思い込む方がどうかしてる。それに顔だって
もっとハンサムだろうが?ええ?…そして一番腹が立つのはそんな偽者をちゃっちゃと倒せないお前に腹が立つんだよ!
…てっぺんとりてぇんだろうがよ?だったら…さっさとあんなの倒して見せろよ?』

アーロン『お前の物語はまだ終わってはいない。そしてあの時も言ったが、もう一度言う…これからは、お前たちの時代だ。
さあ行け!行って俺たちにお前の無限の可能性を見せてみろ!』

ティーダ「オヤジ…アーロン…」

ジェクトとアーロンの言葉に知らず知らずのうちにティーダの頬に涙が伝う。

ジェクト『全く…泣くぞ泣くぞと思ってたら本当に泣きやがるからなぁ』

ティーダ「うっせえよ!…全くあんた達二人してさぁ…お節介過ぎんだよ!!」

ジェクトの憎まれ口に声を嬉しそうに声を張り上げるティーダ。そのティーダの瞳を見て二人は安心したように頬を緩ませると、
二人の姿が徐々に遠のいていく。

ティーダ「ありがとう…オヤジ…アーロン…」

二人が完全に消えるまでティーダはその箇所をずっと見つめていた。


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0ch BBS 2007-01-24