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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[746]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:45:10 ID:???
ゾーマ「バカな…何が起こっている…?この光のせいだとでも言うのか?」

圧倒的な絶望を植え付け、もはや虫の息だったはずのオールスターズのメンバーがふらつきながらも次々と
起き上がろうと試みている。しかしそれだけならばゾーマはここまで驚きはしない。では何故か?虫の息であるはずの
オールスターズのメンバーが抱く感情がゾーマの最も忌み嫌う“希望”という感情に満ち溢れていたからであった。
それがグラウンドを覆う碧の光のせいだとしても、何故この期に及んでそのような感情が抱けるのかゾーマとしては全く理解不能であった。

ゾーマ「勇者アルス…この光は貴様か?貴様が何かしたのか!?」

だからこそ真っ先にこういう可能性を起こしうる存在に問いかける。人々に希望を与える存在…勇者と呼ばれる少年に。
そして問いかけられた少年の方はふらつきながらも王者の剣を杖代わりにしながら懸命に立ち上がろうとしている。
しかしその少年の答えはゾーマの想定したものと違っていた。

アルス「…ゾーマ…お前には一生わからないさ…この光が何なのかが…」

ゾーマ「何だと…?……!?」

ゾーマの目が驚愕によって大きく見開かれる。アルスの答えによってではない。ふらつくアルスを支えるように
隣に寄り添っている自分が復活するために踏みにじった少女の姿を目にしたからだった。

ゾーマ「バカな…何故こんなものが見える?そやつはわしが…」

アルス「だから言ったろう?…お前には分からないってさ…!」

そしてアルスは王者の剣を右手で高く掲げる。その手には少女の両手も添えられて…

『『ベホマズン!!』』

アルス達が開放した癒しの魔力が碧の光に乗ってグラウンド全体を駆け巡り、傷ついた
オールスターズメンバーの肉体を次々と癒していく。


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0ch BBS 2007-01-24