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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[93]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:53:52 ID:???
そこからはまるで映画でも見ているかのように翼少年の軌跡を追いながら時間は流れる。若林との出会い。
南葛小対修哲小の対抗戦。ゴールデンコンビの片割れ岬との出会い。そして南葛市選抜チームの南葛SCとして参加する
全日本少年サッカー大会。若干の違和感を感じつつもここまでの流れは特に問題なかった。
そして迎えた県予選決勝の志水FCとの試合。

森崎(ん?…確かこの試合…俺は途中から出場したはずだが…)
あまり活躍出来なかったとは言え、怪我をした若林に代わり確かにこの試合に出場したと記憶していた森崎だったが、
目の前の光景では最後まで若林がゴールを守っていた。森崎の違和感をよそに見事勝利を収め南葛SCは全国へと駒を進める。

そして全国へ進む前に森崎にとっては忘れられない、そして確執の原因でもある若林との喧嘩。この喧嘩でまさかの
敗北を喫した若林はそのまま逃げるように西ドイツへと留学するはずだったのだが、それが全く行われる気配も無く、
若林は日本へ留まり続ける。寧ろ目の前光景の中に居る自分、森崎有三と若林の関係は良好に見えた。
時折アドバイスを貰ったりもしている。ここではっきりと目の前で起こっている光景と己の記憶が食い違っている事に気が付く。

森崎(何だ?これは…どういう事だ?俺が知っている事と全く…)
そこでふと記憶がフラッシュバックする。

ヤン『この世界はどこかの世界のパラレルワールドらしい』

森崎(…そうか…パラレルワールドだ…じゃあこの世界がそうだっていうのか?…でも何でこんな光景が?)
では何故自分の世界と似ている世界の記憶なのかという疑問を抱えつつも森崎は再び目の前の光景に集中する。


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