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【鮮血の】幻想のポイズン21【竹林カップ】


[140]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/08(火) 19:37:29 ID:???
椛「ふふふ、私には全てわかっているッス! お前は――雛じゃねぇッス!
  お前は、太歳星君が差し向けた妖怪……厄神には似ても似つかない、妖怪ッス!!」

妖怪の山では何度も顔を合わせている雛と椛。
だからこそ、椛は雛の匂い、動きがいつもと違うという事を感じ取っていた。
いn……狼なだけに、鼻は利くのだ。

雛「何を証拠にそんな事を……」
椛「ふふふ、ならば教えてやろう! 雛は厄を祓う為に回転をする!
  だが、その回転はいつもは右回転! しかし、お前が先ほどしていたのは左回転なのだ!!」
雛「…………」

回転、それは雛の代名詞。
決定的とも言える証拠を突きつけられ、思わず顔を困惑にゆがめる雛。
しかしそれも束の間、雛は顔を俯けたかと思うと……不意に邪悪な笑みを浮かべ始める。
いや、それはもはや雛ではない――雛に似た、別の何かである。

雛?「あっはっは! 流石は妖怪の山が誇る白狼天狗、犬走椛! この仮の姿を一発で見抜くとはね!!」
椛「この妖怪の山を――幻想郷をお前などには渡さない! いざ、尋常に勝負!!」

狂ったように笑い始める雛?に刀を向け、構えを取りながら突撃する椛。
知人に似た姿をしている為に攻撃は二の足を踏んでしまいそうだが……。
それでもやらなければならない、と歯を食い縛り挑みかかるのであった。


0ch BBS 2007-01-24