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【シャンハイの】キャプテン松山18【大冒険】
[768]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/01/08(金) 21:59:46 ID:???
A 勝負を受ける
松山の答えは明瞭に、きっぱりとしていた。
松山「受けます。丁度俺もボールを蹴りたかったところでしたから」
揺るぎ無い口調で勝負の誘いに乗る。それを聞いた紫は満足そうに目を細めた。
紫「結構。気骨はまだ残ってるみたいね」
松山「……ひょっとして、心配で様子を見に?」
紫「いやいや(いやいや)それはないわ」
もしかしたらと意外に考えつつ、確認する松山。
しかし……紫は全く頓着、躊躇せず全面否定してくれた。
紫の、否定の意味で振る手の動きに合わせて、まだそのまま空間から生えてる気味の悪い手達もわしゃわしゃ動く。
たちまち疲れ果てたげんなり顔を浮かべる松山には取り合わず……紫は開けたままな背後のスキマに向き直る。
ちなみに今日の紫が着ている服は、夏用の、背中開きな薄紫のワンピースで。
露な肌部分から色々な意味で正視を避ける。その拍子に目をやると手達が引っ込み傍らのスキマは跡形無く消えた。
紫「じゃあ場所を移動しましょう。 あぁ……その人形は半刻程したら目覚めるから安心して」
そう言う彼女の背後のスキマが膝元まで下がり、また二人は楽に入れる広さになっていた。
紫が飛び込み、維持されてるスキマに松山も足を入れる。無数の目線が注がれる感覚は懐かしくも気味が悪い。
スキマ内で、紫が愚痴っぽく、どこかしゃがれた声で喋った。
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0ch BBS 2007-01-24