※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【シャンハイの】キャプテン松山18【大冒険】


[987]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 21:37:05 ID:???

B 5時間にしよう!


松山「(阿求さんが本調子でない事も考慮して……)よし。今日の練習は昼食を挟んで5時間にしようか」

病弱な女の子に、本当の意味で初日から5時間は厳しいかな?と松山は口に出してから思ったが。
予想に軽く反して、阿求は不平な素振りなど一切見せずに頷いた。

松山「(……結構、芯が強い子なのかもな)」

知らず内に、無理はさせられないという思いが、ある種の侮りになってた事に気付いて……
松山はひっそり心中で詫びた。ロッカールームで着替えを終え、スパイクに履き替えて、外へ出る。
最初見るべきで全ての基本は、やはり持久力だと。
どのポジションにも必要な上がり下がりを兼ねて、軽くランニングさせてみる。その結果……

阿求「ぶはぁっ……ハァッ……はぁ……うっ!」
松山「うぉわぁっ!? しっかりしてくれー!?」

即時に松山は前言激しく後悔して、ぐったり伏した阿求をおんぶし、端のベンチまで連れていき休ませる。
絶望なまでの体力の無さ。数度のアップダウンで酸欠状態に近い。これでは90分戦うなど夢のまた夢。
今後どれだけスタミナ増強に成功しても、ハーフ出場が精一杯関の山に思えた。
苦い心境を表に出さず待っていると、阿求がやっと顔色も回復し……練習に復帰した。

阿求「ご、ごめんなさいっ。体力だけはどうにも……」
松山「い、いや。こちらこそごめん……。(走り込ませて体力をつけさせるにも、対策練ったほうがいいな……)」

疲れを一瞬で全快させ、一時的でも心肺機能も高める……そんな都合の良いアイテムなど手元にある筈なく。
松山は体力向上は一時取り下げて、最大限気を払って、手本を交えつつ、阿求と技術練習を開始した。



0ch BBS 2007-01-24