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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】
[351]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/12/20(日) 22:29:16 ID:???
>えーりんの話→ クラブ7 =永琳「喘息を緩める薬を作っておいたわ……彼女に渡しておいて」 流石の天才!
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永琳が咲夜へと投げ寄越したのは、永琳自身が処方した喘息の薬。
呼吸器の機能を和らげる機器に、3つの錠剤であった。
永琳「食後に3錠。 30分以内に経口する事」
咲夜「…………」
月の天才・八意永琳の本業は医者――薬剤師としての仕事である。
あらゆる薬を作ることの出来る能力を持つ永琳にとって、喘息を和らげる薬を作る事など造作も無い事。
咲夜は未だに懐疑的な目を永琳へと向けていたが……薬は懐へとしまわず未だに持ったまま、口を開く。
咲夜「それで、何をして欲しいの?」
永琳「理解が早くて助かるわ……」
咲夜「あなたが何の利も無く、敵に塩を送る真似をする訳が無いでしょう」
永琳「心外ね……。 私としても、あのパチュリー・ノーレッジと全力で一度戦ってみたかった。
そこは本心よ。 あくまでも、それが手段と一致したというだけ」
紅魔ルナダイヤルズのスーパーサブ、パチュリー・ノーレッジ。
フィジカルが極度に弱く、更に喘息により試合活動時間が低い事を除けば。
永遠亭の永琳に匹敵する程の実力を持つと、噂される選手である。
当然永琳としてもパチュリーに興味はあり、全力で勝負をしたいと思うのはサッカーをやる者として当然の考えである。
ただし、純粋にそれだけを思って咲夜にパチュリーの為の喘息薬を渡した訳ではないのだが……。
ともかく、まずは何が狙いかを聞いてからこの薬は受け取ろうと、咲夜は永琳の真の狙いについて聞き出す。
咲夜「それで?」
永琳「ええ、実はね……」
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0ch BBS 2007-01-24