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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】


[353]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/20(日) 22:31:29 ID:???
藍「まだまだ弱点はあります。 やはり選手一人一人が特化している為、非常に癖がある。
  ですがその弱点をそれぞれがカバーし合い、正に無敵と言える程の実力を見せています。
  あれもまた、一つのチームとしての完成形ではないかと一つ学ばせてもらいましたよ」
紫「そうね……では、彼らが私に敵うと思う?」
藍「……難しい質問です」

強くなったとはいえ、紫の能力は幻想郷一である。
果たしてオータムスカイズが敵うかと言えば当然答えはしにくいが……。

藍「それでも、紫様も圧勝は出来ないでしょう。 それ程までに、オータムスカイズは強い」
紫「うーん……でしょうねぇ。 本当、まさか風見幽香たちまで入るとは思わなかったから。
  私のチームに幽々子が手を貸してくれて、藍や妖夢が戻ってきてくれてもきっと難しい戦いでしょうね」
藍「ええ……」

しばし両者は沈黙。静寂が辺りを包み込むが……再び紫が口を開く。

紫「そろそろ……頃合だと思うのよね」
藍「……しかし、あまりにも急すぎるのは彼にとっても困るでしょう」
紫「ええ……橙はどう言っているの、彼のこと」
藍「それなりには慕っている様子です。 ただ、あまり話自体はした事が無いようですから、ショックは小さいかと。
  どうやら名無しの妖精や豊穣の神達とは仲が良いようですが……」
紫「妖精達に関しては多少喚こうが関係は無いわ。豊穣の神も分別は弁えているでしょう。 ……明日の決勝」
藍「はい」
紫「明日の決勝の結果次第では……反町君に、改めて話をする必要があるわね」


0ch BBS 2007-01-24