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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】
[681]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/12/25(金) 23:28:12 ID:???
咲夜の元へはフィールドに立つメイド達、そして小悪魔、パチュリー、三杉といった面々が集い。
何と声をかけていいかわからないという様子で咲夜を取り囲む。
しかし、咲夜は彼女達に顔を向ける事はなく。
ただ無機質な声を出し、パチュリーへとキャプテンマークを渡すと……そのまま通路を通り、控え室へと戻っていくのだった。
美鈴「さ、咲夜さん……!」
三杉「……これで、僕達がこの試合に勝ったとしても」
パチュリー「次の試合では……咲夜は出せない。 つまり、決勝で咲夜を出せない……という事ね」
三杉(そして、そもそもの問題は……彼女が抜けた今、ここから逆転出来るかどうかという事だよ)
攻守に渡りルナダイヤルズの柱であった十六夜咲夜。
彼女が抜けるという事は、それ即ちルナダイヤルズの崩壊を意味している。
パチュリーも体力から考えて、そろそろベンチに下がらなければならない時間帯。
そして、何よりも咲夜が抜けた事により美鈴を含めメイド陣の士気は大幅に低下している。
パチュリー「……勝利の目は、潰えた」
三杉「…………」
パチュリーのその言葉に反論を唱える者はおらず……。
ただただ、一同はとぼとぼとそれぞれのポジションに戻っていくのだった。
パチュリー(もしも三杉が……もう少し、早くこの幻想郷に来ていれば……)
三杉(僕に……僕に、もっと力があれば……)
うどんげ「し、師匠……わ、私は……」
永琳「故意でないのなら気にする事は無いわ……」
永琳(まさか……この試合が、ここまで呆気ない幕切れになってしまうなんてね……)
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0ch BBS 2007-01-24