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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】


[850]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/28(月) 00:05:27 ID:???
チルノ「うはははは! 見たか、あたいったらさいきょーね!」
サンタナ「ふふふ、私のタックルが効いたようね!」
妖精1(サンタナ……別にチルノを助けた訳じゃないのね……)

てっきり飛び出したのはチルノを助ける為だったのかと思っていたが、どうやらそうではなく。
単にチルノが負けそうになった美鈴を自分が倒せればそれだけ自慢が出来ると思っていたらしい。
何となくサンタナに呆れつつも、妖精1は倒れた美鈴を起こし約束どおり話を聞きだそうとする。

美鈴「ぐ、ぐむー……まさかやられるなんてなぁ。 数の暴力、恐るべし……」
妖精1「そんな事より、ほら、情報頂戴よ」
美鈴「ん、ん、わかったわよ。 約束だしね」

妖精1に促されると、美鈴はパンパンと服についた汚れを払って起き上がりその口を開く。
やりすぎかとも思ったが、どうやら彼女もまたとてつもない回復力を持つ超人のようだ。

美鈴「えーっと、だいだらぼっちだっけ? それかどうかは知らないけれど、でっかい奴なら見た事がありますよ」
サンタナ「だから、どこよー!?」
美鈴「魔法の森の方向だったかなぁ……」
妖精1「魔法の森!?」
リリーW「ブラックやヒューイの見回ってる場所ですよー!」

美鈴の口から出た意外にも意外な地名を聞き、焦りを見せるは妖精1とリリーW。
あの能天気なヒューイと、理知的ではあるが少し抜けているリリーB。
二人がいる場所にだいだらぼっちがいるのだとすれば、襲われているかもしれない。


0ch BBS 2007-01-24