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1- レス

【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】


[329]2 ◆vD5srW.8hU :2010/01/31(日) 19:02:24 ID:DHWX9kYG
翼が上手く敵の隙をつき、GKと一対一になり絶好のチャンスを作った。
傍目にはそうとしか見えない光景が誕生した時、張本人の翼は突然凄まじいプレッシャーを感じた。

元々大柄な若林がまるで巨人の様に見える。帽子の下の鋭い眼光に射抜かれ、
自分の全てを見透かされている。そんな感覚に捕らわれたのだ。

若林「(ループシュートだ!)」

スッ…
バシュウウッ!

それでも翼の体は自動的に役割を果たした。彼の足はドリブルとほぼ変わらない小さな動作で
ボールにドライブ回転をかけて蹴りだした。ブラジルに渡ってから自力で編み出した至近距離用のドライブシュートである。
中距離から全力で蹴る物程の威力は無いが、通常のループシュートより遥かに速く取り難い妙技だ。

若林「見切っているぞ!」

バッ!
ガシイッ!

次の瞬間さも当然の様にボールは飛びあがった若林の右手に収まっていた。

翼「(馬鹿な…勘だけじゃあんな自信満々の反応は出来ない筈!それなら一体どれだけ早く俺の行動を見切っていたんだ!?)」

森崎「(わ、若林のヤロォ…!生意気な!)」

カルツ「(ホッ。どうなる事かと思ったが、頼もしくなったのう)」

若林「(俺はもうどんな弱点も残っていない。キーパーにとって圧倒的に不利な一対一もだ!)」


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