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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】
[383]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/02/07(日) 12:45:46 ID:y+V7lW+9
また彼とは別の理由で歯を軋ませていた男が居た。
シュナイダー「……………」
かつてハンブルガーSVで無敵のストライカーとして鳴らしたシュナイダーである。
フライハイト「不快か、シュナイダー?」
シュナイダー「…カルツ達がこのまま何も出来ずに負ければな」
観客席からかつてのチームメイトでありキャプテンであった男の視線が注がれているとは
露とも知らないカルツ。彼は今地に手と膝をつき己の無力さに震えていた。
翼との直接対決に何度も破れた上に自分には到底出来ない絶技を連発され、カルツの心は砕けかけていた。
カルツ「(勝てん…こんなに勝ちたいのに勝てん!俺ではツバサに勝てん!サンパウロに勝てん!
俺はシュナイダーが居ないと勝てないのか?所詮シュナイダーの添え物に過ぎんのか…?)」
シュナイダーの跡を継ぎハンブルガーSVのキャプテンになった彼は必然的にシュナイダーと比べられ続け、
本人もその期待と圧力に応えるべく力をつけていった。そんな彼にとってジャパンカップは
願っても無いチャンスだった。かつてハンブルガーSVと西ドイツJrユースの選手として2回ぶつかったが
勝つ事が出来なかった全日本だけでなく、ブラジルナンバー1のサンパウロFCと南米の古豪ウルグアイと言う
強豪チームが数多く参加するこの大会をシュナイダーの力無しで戦う事は大きな意義があった。
だが現実は厳しかった。彼自身は翼に圧倒され、彼だけでなくチームの主力フィールダー達も全員
翼率いるサンパウロに押されてしまい若林一人の守備力に頼った情けない試合展開。
そしてその若林すらも無敵ではないと証明される形になった逆転劇。
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0ch BBS 2007-01-24