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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】


[429]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:44:19 ID:B1N3p1Oo
翼「え…?」

立て続けに鳴った二つの笛が二つの事実を告げる。

カルツのゴール。
試合終了。

そしてそれらが意味する事も二つ。
ハンブルガーSVの勝利。即ち、サンパウロFCの敗北である。

放送「…ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルゥウウウウウ!!!?
そ、そしてなんとここで試合終了!何時の間にか試合時間は後半ロスタイムに突入していたのです!
3−2!サンパウロFCが、大空翼くんが破れました!彼らを打ち破ったのは西ドイツのハンブルガーSV!
そして決勝点を決めたのが今諸手を天に突き上げ喜びに叫んでいるキャプテンのヘルマン・カルツくんです!!」

観客「な…なんだってーっ!?」「な、何がどうなったんだよ!」「訳が分からない程凄いプレイばっかりでもう何がなんだか…」
「決まったんだ!あのカルツって奴がゴールしたんだ!」「マジかよ…あんなに強い翼が、サンパウロが負けたのか…」

カルツ「(やった…俺はやったんだ!やったんだぜ、シュナイダーちゃん!)」

カペロマン「くそーっ、美味しい所持って行きやがって!」
ヤラ「珍しくキャプテンらしい仕事をしやがったな!」
クラウス「何時もこうしておけよ全く!」

ポブルセン「チッ…つまんねー勝ち方だ…」
若林「…やった。俺はやったぞ」

サンパウロメンバー「そ、そんなあ…」「後ちょっとだったのに…」「なんでだよ、くそっ!」

実況と観客の狂った様な叫びも、勝利の美酒の蓋を開けるカルツ達の歓喜も、崩れ落ちる仲間達の悲哀も
翼には何処か非現実的な物にしか映らなかった。それらに向ける意識等残っていなかった。

翼「負けた…?俺が、負けた…?」

大空翼18歳。2度目の公式戦での敗北だった。


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0ch BBS 2007-01-24