※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】


[438]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:32:26 ID:GXxy+1Jx
フライハイト「嬉しそうだな、シュナイダー」

シュナイダー「嬉しいさ。幼馴染が得意技で決勝ゴールを決めたのだから」

フライハイト「確かに。ただのループシュートだが、タイミング、高さ、軌道、コントロール、スピード、
シュートフォーム…全てが無駄なく完成されたループシュートだった。正に職人芸だな」

シュナイダー「…あれは、俺がケガをして出場出来なかったシーズンにあいつが編み出した技だ」

フライハイト「ほう」

シュナイダー「俺が出場出来なくなってチームの得点はガタッと落ちた。そして非難は
中盤の要でありながら得点力の無いカルツに降り注いだ…俺も奴を責めた者の一人だった。
だがあいつは腐らずに、自分が得点出来る方法を…自分にしか出来ない方法を編み出した。大した奴だよ」

フライハイト「………」

カルツのロビングシュート開発の経緯を嬉しそうに語るシュナイダーと、そんなシュナイダーを
無表情で見守るフライハイト。この二人は純粋にハンブルガーSVの勝利を喜ぶ事が出来た。

この二人以外はそうは行かなかった。

観客「なんてこった…とんでもないモンみちゃったよ…」「ブラジルでナンバー1になった翼が負けるなんて…」
「翼は先月森崎に勝っているんだろ?じゃあ…あの若林って奴が一番強い事になるのか?」

観客の大多数はサンパウロの、ひいては翼の敗北を目の前で見せられてショックを受けていた。
森崎達の世代の選手達に惚れこんだ者にとって翼は森崎と並んで国内最強の象徴だった。
日向も高校サッカーの頂点に立つ存在ではあったが、その日向を倒し続けた翼と森崎は特別な存在である。
更に翼はごく最近森崎を大差で下しており、この大会を見に来た者達は森崎が翼に
リベンジを挑むと言う構図を期待する余り無意識にそれが予定された未来の様に思い込んでいたのだ。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24