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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】


[439]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/13(土) 15:33:58 ID:GXxy+1Jx
だが現実として翼は破れ、森崎のリベンジのチャンスは失われた。
この現実は観客達を大いに動揺させたが、それ以上に動揺したのは全日本ユースの選手達だった。

三杉「…負けた。翼くんが、サンパウロが、破れた…」

岬「(これがサッカーの恐ろしさって奴だね。最強でも勝利の保障は無い)」

松山「あれだけ強いサンパウロよりハンブルガーは更に強いと言うのか…」

葵「え…ウソ…そんな…」

日向「若林の野郎、何時の間にこんなに強く…」

中山「(勝てるのか?こんな強敵に本当に…勝てるのか?)」

石崎「つ、翼が…負けた。相手が若林とは言え、あいつが負けるなんて…」

来生「ヒャッホウ!流石若林さんだぜ!」

井沢「(翼は良い気味だが…少し複雑な気分だな)」

滝「これが本来の若林さんの力なのか…」

高杉「(翼と若林さんが潰しあったのは少々残念だが…若林さんが森崎より上な事を証明すれば問題ない!)」

日本の高校サッカーを3年間に渡って制し最強の名を欲しいままにした日向。
その日向を合宿開始早々に力で捻じ伏せ国内組の自信を粉々に砕いた森崎。
その森崎とブラジルのユースレベルの頂点を競い合い大差で勝った翼。
その翼のスーパープレイの連発をスーパーセーブで跳ね返し勝利を掴んだ若林。

実力と実績による全日本ユース内の暗黙の権力ヒエラルキーが目まぐるしく変わった事で
ある者は喜び、ある者は驚き、ある者は混乱し、ある者は恐怖した。
だが立場や感情の違いはあれど、彼らは皆一つの概念に置いては共通していた。

若林の評価の急上昇である。


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0ch BBS 2007-01-24