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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】


[459]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/16(火) 14:50:27 ID:8aZtiVfu
こうして森崎は悪びれない三杉と疑問符を顔に貼り付けた葵に見送られて部屋を出た。
当然目的地は見上の部屋である。

コンコン。

森崎「森崎です。今よろしいですか?」

見上「入れ。ちゃんとカギをかけろよ」

森崎「有難うございます。お邪魔します」

見上の部屋は彼らしく様々な書類やノートが程ほどに散乱したデスクとその上に置かれたタバコの灰皿以外は
目を引く物が無い殺風景な部屋だった。寝室は別に用意してあるらしくベッドは置いていない。

見上「そろそろ来るだろうと思っていた。明日のスタメンの事だな?」

森崎「ズバリその通りです。って言っても何でもホイホイ言う事聞いてくれる訳じゃないんでしょ?」

見上「当たり前だ。私は私の戦術とその意図が滞り無く遂行される為に現場指揮官の
お前と意識の共有を図っているだけに過ぎない。そうでなければ私がここに居る必要等無いからな」

森崎「至極ごもっともで…(やっぱり保身に長けた食えねえおっさんだぜ)それでは、監督はどんなプランを考えているんですか?」

見上「…ハッキリ言おう。お前と若林、どちらがより優れたGKかで勝負が決まる」

森崎「!」

ゴクリ…

そしていざ話し始めた見上はこの上無くストレートだった。
森崎は知らず知らずの内に唾を飲み込んでいた。


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