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【数だけは】キャプテン井沢ε【多いぜ】
[981]キャプテン井沢α ◆Uh398zNy5g
:2010/02/02(火) 00:05:50 ID:???
ゆらり、と空気が歪む。向日葵の中から歩いてくるのは、一人の男だ。
その目は、ふかい きょうきに そまっている。
???「びょほほ! びょう! びょうっ!」
向日葵の影から、鋭利な刃による一撃が飛んだ。
だが、その刃は何本かの茎を切り、空を切った。
アリサ「お前はシオンか!? 前は仲間だったのに、なぜ敵に!?」
シオン「あの時とは事情が違う! これが本来の僕だ!僕達は同じ人間だよなあ、姉さん! 昔もこうしてケンカしたっけ!?」
アリサ「闘うことが宿命だというのか!」
シオン「元々一つだったものが三つにも四つにも五つにも分かれたんだ。どれか一人だけが生き残ればいい…生き残ればな!!!」
アリサ「こんな事で傷つけあっても何も生まれないぞ! 憎しみを広げるだけだと、なぜわからない!?」
シオン「姉さん。僕はむしろ感謝してるのさ!!AQN軍についたおかげで…、姉さんとの勝負にケリがつけられる事をねぇ!」
アリサ「シオン!! 憎しみにかたまって・・・」
シオン「憎しみ?憎いわけじゃないよ。むしろ愛しているんだ…。愛する故に憎い…
今僕は生きている事のすばらしさを、この肌で感じているよ!!
姉さんを殺せば、立場を得られる! 存在意義も守れる!」
アリス「一緒に戦ったのにっ!」
シオン「あの時とは事情が違うのさ!自分も死んだら意味がないだろう!
でも今はようやく姉さんに勝てるんだ…。素晴らしいよ。この力は。」
村紗「そんな貴様には理解できんだろうさ!一人では何もできないってことを!」
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0ch BBS 2007-01-24