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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】
[547]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk
:2010/02/26(金) 01:05:26 ID:EdxQkbsE
誰が来るかな?→ ダイヤ5
ダイヤ→日傘を差し、派手なチェックの服を着ている女性
???「……意外。人間の方が勝つなんて」
視線の主は、右手に持った日傘をくるくると弄びながらそう呟いた。
強いウェーブのかかった松葉色の髪の奥から覗くのは、背筋が凍るほどの美貌。
赤いチェックの上下に包まれているのは、すらりと長く均整のとれた体。
文字通り周囲が霞むほどの存在感を放つ彼女を、しかし周りの観客たちは誰も注視しようとしない。
それどころか、あからさまに避けようとしている者すら居るその光景は、一種異様ですらあった。
???「(あの吸血鬼のお嬢様が人間にご執心だって聞いたときは何事かと思ったけれど……。
なるほど、確かにただの酔狂じゃあ無かったようね)」
心の中で一つ頷いてから、視線を改めてフィールド上の森崎へと向ける。
何の能力も持たない人間が、あのレミリア相手に勝負では引き分け、試合では勝利。
レミリアの性格から考えて、彼女が手を抜くことはあり得ない。となるとやはり、この結果は紛れも無い実力。
???「(魅魔が霊夢のところに行っちゃったから、出場するチームを探してたのよね。
あのお嬢様には悪いけど、少しお邪魔しようかしら)」
恐らく森崎を気にかけているレミリアは良い顔をしないであろうが、それはそれである。
楽しみは独り占めするものではないし、仮にレミリアと自分が敵対することになっても、戦う楽しみが一つ増えるだけだ。
???「(まずは家を調べて……その前に、何か手土産が必要かしら?)」
頭の中であれこれと考えながら、もう用は済んだとばかりにフィールドに背を向ける。
自称最強の妖怪は、今日もひたすらマイペースであった。
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0ch BBS 2007-01-24