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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】


[777]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/07(日) 01:43:26 ID:gFEnuqEM
蓮子「私たちの元に監督から手紙が来た。
   でも、私たちはサッカーが出来なかった。だから森崎を呼び出して代わりにサッカーをやってくれって頼んだ。そうでしょ?」

メリー「ああ、その事ね。……ええ、確かにそうだったわね」

蓮子「私が最初に外の世界から助っ人を呼ぼうって言った時、あなたは反対した。
   そりゃそうよね、無関係な人間を巻き込む事になるんだもの。
   その気になれば友好的な人間や妖怪たちに事情を打ち明けて協力して貰うことも出来たはずだわ。
   ……でも、結局私は自分の意志を押し通し、あなたを無理やり説得して霊夢に森崎を呼び出させた」

メリー「それは……」

淡々とした蓮子の語りに、メリーは一瞬言葉を詰まらせる。
たしかに自分は当初、外の世界から人間を呼び出すのに反対した。しかし……

メリー「でも、森崎はよくやってくれてるじゃない。
   たった二週間と少しであのレミリアに勝っちゃったのよ? 私たち二人だけだったら絶対にこうは行かなかったわ」

蓮子「……そうね、森崎は本当に頑張ってくれてる。それも、本来は自分に何の関係も無いことの為によ。
   まぁ、あいつは自分の利益にもなるからやってるんでしょうけどね。完全な善意で動くような性格じゃなさそうだし。
   ……けど、それでも……」

蓮子の口調が、だんだんと思い詰めたものに変わってゆく。

蓮子「……今日、初めて同じフィールドに立ってレミリアのシュートを見たとき……恐怖で全身が竦んだわ。
   そして、同時に安心もした。私があのシュートを受ける立場じゃなくて良かったって……本当にそう思ったのよ。
   森崎は好きでGKやってるんだし、レミリアも森崎と勝負したがってたし……それで良いかなって。
   けど、その光景を何度も見て……森崎が吹き飛ばされるのも見て……嫌でも自覚させられたのよ。
   ……あいつをあそこに立たせてるのは私なんだって」



0ch BBS 2007-01-24