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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】
[792]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk
:2010/03/09(火) 00:03:38 ID:fk8UAwL6
蓮子「……どうしたの、メリー。調子が悪そうよ」
転がるボールを足の裏で止めてから振り返る。
顔こそは無表情のままだが、その声色は明らかに不満そうであった。
メリー「そ、そう……? 眠いからかしらね、もう大分夜も遅いし……」
蓮子「ふぅん……確かに、これ以上は明日に差し支えるかもしれないわね。今日はこの位にしておきましょうか」
メリーの言い訳に一応納得したのか、蓮子は足元のボールを拾ってカバンを置いた場所へと戻っていく。
カバンまでの距離はほんの数メートル。
しかしメリーは何故か、背中を向けた彼女がそのまま遠くへと去っていってしまうような錯覚に襲われた。
メリー「蓮子……?」
蓮子「何、どうかした?」
メリー「……なんでもないわ。さぁ、早く帰りましょう」
馬鹿馬鹿しい、と己に言い聞かせて蓮子を急かす。
確かに今の蓮子はどこか危うい。しかし、そんな時に隣で支えてこそ友人と言えるのではないか。
友人ために何かを出来る事は幸せだと、彼女は信じて疑わない。
……つまり、メリーという人間はとことん損をする性格であった。
*蓮子とメリーの能力値がそれぞれ上昇しました。
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0ch BBS 2007-01-24