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【弱くて】キャプテン三杉【ニューゲーム】


[975]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/15(月) 15:25:47 ID:???
ボルドーキャプテンのピエールは空を仰いでいた。


ピエール「(負けた…グゥの音も出ないほど完全に負けた。)」

フランシス「負けちまったな、ピエール。」

ピエール「ああ・・・フランシスか。そうだな、しかし不思議と悪い気分じゃない。
こんなに全力を出し切った後なのに、闘志が後から後から湧いてくる。」

フランシス「全くだ、このまま勝ち逃げさせる手は無えよな?」

ピエール「そうだ、オレ達はまだまだ強くなる。あいつらの姿を見ていればそれが確信できる。」


ピエールの視線の先にはボルドーの仲間たちがいた。
彼らは悔しそうな態度を隠そうとしていなかった。ただの練習試合にすぎないこの試合、
敗北を心から悔いていた。いや、悔いていたのはこれまでの自分達の姿勢だったのだろう。
今までの試合、ピエールが攻めてフランシスが守れば勝ちは転がり込んできた。国内リーグ
での試合、決して手を抜いてきたわけではないが、ピエールがいれば自分が必死にならずとも
勝つことが当然という感覚になっていたのだ。だがビハインドを負って終わった前半戦、
ピエールが抜かれて取られた2失点目、時間が過ぎるうちに彼らの目には再び火が灯った。
ピエールに頼るな、オレが何とかするんだ、という必死さがプレイの前面に押し出されるに至った。
特に左トップのボッシ、CBのギルバート、SHのエルネストのプレーは光っていたといえる。
これを考えれば、この敗戦ボルドーにとって非常に価値のある物に成り得るのであった。


フランシス「怪我の功名ってやつかねえ・・・ありがたいこって。
んじゃ、オレはもう行くぜ。お前もクールダウンは早いほうがいいぜ。」

ピエール「ああ、すまないな。」


0ch BBS 2007-01-24