【そして美味が】キャプテン霧雨39【帰ってくる】

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[60]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/01/14(木) 00:39:09 ID:???
>>B　ないよ！

多少時系列は前後してしまうが、ここでとある少年の話を挟みこまねばなるまい。
日本ジュニアユースチーム合宿1日目、夕方の話である。

翼「どういうことですか、見上さん！！なんで輝夜が合宿に参加していないんです！！」

見上「これは決定事項だ。合宿にも彼女ら、霧雨の選手は多くが辞退している。
　　　　今更お前がどうこう言っても、変わることではない」

翼「……嘘だ…」

決勝戦で自分と何度も激突した天才プレーヤー、輝夜。
彼女と共に戦えると思って、楽しみにこの日を待ち続けていたというのに。
手に爪がめり込むほど、強く拳を握りこむ。指が白くなり始めた頃になって、彼は覚悟を決めた。

見上「それよりもだ、合宿メニューだが……おい！翼、どこに行く！？」

翼「駅まで輝夜を迎えに行ってきます！絶対に来るはずなんです！
　　だから、俺が迎えに行くんだ！うおおおおおおおおおッ！！！」

ダダダダーーーーーーッ！！！！

見上「ぐっ……何故ボールを持っているほうが速いんだ！？皆の者であえーーーー！！
　　　　翼を止めるんだ！！今のヤツは少し錯乱している！！」

見上の制止も聞かず、ドリブルのまま凄まじい速度で駆けて行く翼。
既にそのドリブルスピード、テクニックは中学生の域を遥かに超えていた。
とにかく人数で囲まねば話にならないと、エースの日向たちが翼の進路を塞ぐ。

前次写

0ch BBS 2007-01-24