【そして美味が】キャプテン霧雨39【帰ってくる】

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[73]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/01/14(木) 18:30:45 ID:???
駅に着いた翼…が、そこには人、人、人。込み合っている人波に紛れ、背丈が高いわけではない輝夜は隠れているのか見えない。
ここまで来て……と歯軋り。俺は結局輝夜を迎えに行けないのか…と諦めかけたその時。
頭の中の何かが翼に囁いた。

翼の中の何か『翼。お前はジョンにダンクだって決められる男なんだ。人にシュートを決めたっていいじゃないか。
　　　　　　　　　行けよ、翼。もっとアグレッシブになれ。お前は鳥類にだって生まれ変われるんだ！』

翼「そうか！ありがとう！俺は……何か勘違いをしてたみたいだ……
　　これは俺に与えられた試練なんだな。輝夜のライバル…ひいては共に戦う仲間として相応しいか否か…
　　俺は今、見せなきゃいけなかったんだ！！！行くぞ、ミラクルドライブだ！！」

決勝戦の最後を飾った翼の最終兵器。あの時はフランによって止められてしまったが…
今度はしくじるわけには行かない。この先には輝夜が待っているはずなのだから。
脇目も振らずシュート体勢に入った翼の目の前に、丁度出かけていた森崎が出くわす。

森崎「翼……てめぇ、こんなところで何を……」

翼「KAGUYAKAGUYAKAGUYAKAGUYAKAGUYAKAGUYAKAGUYA！！！！
　　見ていてくれKAGUYA！俺は飛ぶ！ふらぁい！はああああああああい！！！！」

森崎「こいつ、おかしくなって……ってちょっと待てお前！そのボールをどこにぶち込む気だ！」

翼「聞くまでもないだろう！！行くぞ輝夜！これが俺の全力だ！！！」

森崎が視界に入っているのかいないのか。
支持率云々ではない。恐らく今の翼を放置すれば死人が出る。
覚悟を決め、森崎は超化。髪の毛の一房だけが金の色に染まる。

超モリサキ「チッ……手間かけやがって…この手羽先野郎が！！」

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0ch BBS 2007-01-24