【敵か味方か？】ﾗｲﾝﾗｲﾀﾞｰ滝第六話【ﾂﾊﾞｻ・ｵｵｿﾞﾗ】

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[987]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2010/03/17(水) 00:09:40 ID:???

風見「もし何かあればその通信機を使ってすぐに俺か滝に連絡してくれ。必ず駆けつけるからな」

翼「はぁ……(滝に連絡、か。ライン際のドリブルしか長所がないのに本当に何をしてるんだアイツ。
　　この様子じゃ次のユースでは代表落ちかな。Jrユースもギリギリで代表入りしたって感じだったし。
　　でもまあ良いか。あいつ何か森崎に恩を感じてたみたいだし、代表落ちしてくれれば森崎の票が減ることにもなるしな)」

　風見からペンダントを受け取りつつ、翼は滝に対して見切りをつける。

翼「それで、もう宿舎の方に戻っても構わないですか？　やっぱり練習が出来ないっていうのは落ち着かなくて」

風見「ん？　ああ、もうデストロンもマッドギャラン軍団もいなくなったから大丈夫だとは思うが……あまり無理はするなよ」

翼「ありがとうございます。それじゃあ皆、宿舎に戻ろうか」

　風見に向かってニコッとほほ笑むと、翼はサンパウロFCの選手たちを引き連れて宿舎へと引き返して行った。

風見「サッカーの申し子、大空翼、か……」

　去っていく背中を見つめながら、風見はなんともモヤモヤした感情を抱くのだった。

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0ch BBS 2007-01-24