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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】


[178]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/18(月) 22:53:03 ID:???

アルティメットサディスティックペナルティ →  クラブQ
クラブ→「ボランチに必要な能力、貰うわね」


幽香の指先……細くたおやかな指先が、松山の体奥から何かを求め、探し当てると引きずり出していく。
ダイレクトに吸収する為、妖怪としての本来の容、精神的に変換したその手で、松山の能力を納めていく。

松山「……っ、や」
幽香「やめないわ。 これは賭けの正当な報酬だもの。
    大丈夫大丈夫。多くを失っても奥底に記憶されたものはいつか復元されるから」

時間の感覚も曖昧で、どれ程経過したか掴めず……幽香が手を動かした。
這いずるおぞましい感覚に、松山の顔が白くなるのと対照的に、幽香が目を細めた。

幽香「……たいしたものね」

そこで初めて。
幽香の口から、賞賛の言葉が出た。
松山の鍛えてきた能力の質と量を手にしたことで、これまでの松山光の努力と研鑽とを初めて意識した口振りだ。

幽香「これだけ計測に時間がかかるとは思わなかったわ。正直、予想を越えてた。
    紫や霊夢が、関心を持つだけのことは……ある、ということね」

賛辞は、松山の意識には届かない。
奪われるという恐怖が、全身遍く支配し……喉も凍り付いて塞がれなくとも声が出せない。

幽香「紅魔カップの活躍もフロックではなかったと認めてあげる。
    けど、当分あのレベルの活躍ができることはないと……その辺は諦めなさい」

そして、幽香は先に告げた宣告を果たすべく、ゆっくりと自分に負担がかからぬよう変換して、吸収しはじめた。



0ch BBS 2007-01-24