【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

[540]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/01/27(水) 15:26:06 ID:???

松山は答えなかった。
損ねた力の代用として選んだのか、それとも多くを奪われたからこそ、その力を誰にも負けぬほど高めたいのか。
自分の気持ちを図りかねて、沈黙した松山に、マスクマンも沈黙の中でひっそりと心の奥底で呟いた。

マスクマン「(ほんと、悪いな松山。
　　　　　　レギュラーが曲者揃いのあっちでも、お前は(幻想郷の影響で怪しいが)まともな部類に入るほうだし……
　　　　　　歯ぁ食いしばって頑張る奴を応援したいってのも本当だ。が、それはそれ、これはこれだ。
　　　　　　世界でも一握りの資質・ファンタジスタ。それを獲得するなんて泣ける程嘘みたいなチャンスだ。
　　　　　　傲慢な天才の裏方になんぞずっと甘んじる位なら、他人を泣き落としででも蹴落としてでも掴みたい)」

偽らざる渇望と本音はやはり秘したまま、マスクマンは強い瞳してケースを閉じて、埃を払うと立ち上がった。
去り際に、松山にエールを投げかける。

マスクマン「ほんじゃまぁ頑張れよ！こっちの用が片付いたら、困った時には力を貸すぜ！」
松山「あ、あぁ。何か知らんがそっちも頑張れよー」

目的は不透明だし、外見、言動ともに奇抜過ぎて相手をしにくいマスクマン。
彼との奇妙な二度目の邂逅を終えて……
新たな覚醒の書を入手した松山に、竜から元の姿へ戻った倉庫番が話しかけてきた。

前次写

0ch BBS 2007-01-24