【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

[564]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/01/27(水) 22:32:06 ID:???

Ｂ【スカイドライブ】だけ交換して【やくそう】は止めておく

手に重みを伝える【スカイドライブ】指南書を手にして、松山は考える。
脳裏にすぐ浮かぶ、翼の前傾姿勢から放ったドライブボレー。あれを自分が実践できるかを。

松山「(ボールにドライブ回転をかけるだけなら、永遠亭との試合で手ごたえは掴んでる。
　　　問題はボレーにいきながら、姿勢を崩さず回転まで掛けられるかだ。けど……今の俺ならもしかしたら？)」

与えられたものとはいえ、空中の難しいシュートを可能とするセンスが今の松山には備わっている。
その浮き玉の強さを活かすには、雪下ろしオーバーだけでは不足があり……
この【スカイドライブ】の撃ち方が記された指南書は、今の松山にとって必要不可欠な物と言っておかしくない。

倉庫番「そちらはずいぶん入れ込んどるな。【やくそう】はどうする？」
松山「そっちはパスします。(疲労回復薬ならストックあるし、【超即効性睡眠薬】のが使い道ありそうだしな)」

丁寧に【やくそう】の取引は断って、意外に長く、またお得な物も何点か貰えた倉庫の取引は円満終了した。
マスクマンが先に上っていった階段に進もうとする松山が、倉庫番に礼を言うと……

倉庫番「礼などいらぬよ。わしはこれから読書タイムじゃ。お前さんはサッカーを頑張るのだな」

不可解にもいそいそウキウキと、倉庫内の深くへ歩く番人と別れて、松山ダンボールをシャンハイと担いで玄関へ。
懐中時計を開くと、時計の短針長針共に12の数字を示している。

松山「もう正午か……とにかく荷は部屋に運んどいて。午後の２時まで人里の練習場へ行かなくちゃな。
　　　 (それと腹が減っては練習できずだ。今日の昼食はどうしよう？)」

前次写

0ch BBS 2007-01-24