【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

[634]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/01/30(土) 00:33:31 ID:???

Ａ　コルネットに取り次いでもらう

松山「え～と、その、東風谷さん。悪いけどコルネットさんに用があってさ。いないかな……」
早苗「私のことは店員と呼んでください。店長に御用ですか？」
松山「……うん」

全くと言っていい程、弾まない会話。ある意味で彼女の成す奇跡か。
心理的にも物理的にも距離の隔たりをひしひし噛み締めながら松山が頷くと、早苗は店の奥へ通じる扉に向かう。
伸ばされた艶やかな緑髪を揺らして彼女の消えた先から、足元に目線を落として、松山は嘆息した。

松山「ふぅ……ん？」

気付くと、シャンハイが肩の布地をつまんで話がしたいそんなサインを送っていた。
ひっそり話したいと察して耳を寄せると……

シャンハイ「光様、守矢の巫女さんと仲悪いんですか？」

ド直球だった。見たままを素直に受け止めて質問された。

松山「……どうなんだろうな。ただ……脱線して、ずっとそのままっていうか……」

主人のままならない事への憂いを感じ取ったか、シャンハイは同じ件を蒸し返さず黙する。
時間が経過して店内にも夕陽が差して染まると……やがて奥扉の向こうから足音が聞こえた。

前次写

0ch BBS 2007-01-24