【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

[737]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/02/01(月) 22:48:10 ID:???

Ｄ　能力減退、幽香との経緯を説明しておく

松山「(いや待て……そうか。思いつき以外に話さなくちゃならないこと一つあったな)」

昨日の練習の帰り道だ。
どういうわけか自律人形として稼動をはじめて、松山のサッカーにおける動きや体調など間近で見ていたシャンハイ。
植えつけられたものとはいえ、雪国で重ねた鍛錬に、卓越したセンスを併せたかつての松山と、練習の松山の落差。
疑問に思わないほうがおかしい。シャンハイはあれからは訊いてこなかったが、話してくれるのを待ってる筈だ。

松山「シャンハイ。……話しておきたいことがあるんだ」

思い口調に静寂が立ち込めた。
松山は苦い記憶を掘り起こして、湧きあがる激情を堪えて淡々と出来事を明かしていった。
人間友好最悪とされる風見幽香との確執について。
霊夢勧誘騒動から端を発して、夕日が彩る帰りの道中半ば、手ぶらで歩いてるところを幽香に見つけられたこと。
そこで問答の末に、幽香に隙と口実を与えてしまい、多くの能力を奪われたことを隠さず話した。

松山「……ってわけなんだ。昨日は……素っ気無くしてごめん。気持ちの整理がつけられなかったんだ」
シャンハイ「……」

聞き終えたシャンハイは言葉をなくしたように停止していた。物言わぬ人形に戻ったのかと松山が心配する位に。
1秒、2秒が長く感じる静けさの中で、気持ちが混雑せぬよう時間をかけてから、シャンハイが思うところを話した。

前次写

0ch BBS 2007-01-24