【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】

[878]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/02/04(木) 19:53:00 ID:???

するりと松山の間合いに入るや、萃香は、シャンハイの反応すら遅らせる速度と技巧で捕らえてしまう。
酒の匂いにぐるぐる目になったシャンハイを連れて、萃香は勝手に松山の家に上がり、居間へ向かう。
慌てて追いかけようとし……松山は踏みとどまった。指摘された汗臭さが気になった。
どの道、入浴するならシャンハイと別行動。先に風呂釜を沸かし、着替えを持って脱衣所へ。風呂で汗を流す。
出てくると、シャンハイが話を一旦取り止めパッと松山の肩に乗り、萃香も瓢箪から口を離し、声をかけてきた。

萃香「さっぱりしていい男になったねぇ！ん、光、腹でも痛いの？」
松山「いや……今日飯抜きしてお腹空いて……！？」

言い終わらぬ内に、投げ渡される瓢箪。カットの練習後の余韻で鋭く反応してキャッチに成功する。

萃香「一杯呑め！腹の足しにはならなくても、心の足しにはなるよ。
　　　そんにしても、会わない間に随分と苦労を萃めて背負い込んだ……そんな顔だね。
　　　こっちの用件の前に、溜め込んでるのがあるなら聞くよ？あ～だけどあんまし酒が不味くなる話は勘弁ね」

火種に照らされる居間の中で、酒の肴になる話を欲する萃香。
パーティーに参加しなかった日の夜に、唐突に始まった酒盛りに松山は戸惑いつつも、床に腰を下ろした。
あぐらかいてる萃香は酒に酔った赤い顔、松山も湯上りの熱を残したままで……久しぶりの会話が始まった。

前次写

0ch BBS 2007-01-24