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【松山の】キャプテン松山19【大冒険】


[921]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/05(金) 14:40:01 ID:???

パタン。

萃香「ドイツの人間ってすごいね。 守矢の助っ人にも同じことできるんだ?」
松山「デ、デキナインジャナイカナ〜?」

本を閉じた松山は、すかさず守矢のドイツ人の友達の名誉の為に否定した。
これ以上この話題に触れてると、フライハイトやカペロマンにあらぬ嫌疑や諸々がかかりそうなので話を戻した。
松山が考慮の末、定めた出発日は一週間後。準備があるにせよ長めな期間に萃香が首を捻る。

萃香「ちょいそりゃ長すぎじゃん。 病気なんとかすれば他の妖魔なんぞ私が寄り付かせもしないよ?」
松山「いや、それだけじゃなくってさ。実はかくかくしかじかで……」

庭師の話に、霊夢の井戸封印のことを話した松山。
萃香は、どれ見てくるか、と言って左拳を数回握ったり開いたりし……その小さな手が霧となり大きく拡散。
と思ったら、少し離れた地点で実像を結び……霧はミニ萃香になった。
松山が反応に困り大口開けてる間に、赤い頬、潤んだ瞳、おぼつかない足取りでミニ萃香が両手広げて走っていく。

シャンハイ「か、可愛いです〜!」
松山「そうだなシャンハイ! ……じゃなくって。萃香さん、あれは何!? 孫悟空!?」
萃香「え? ……いやだな〜。 私は鬼で猿じゃないやい。 前話したじゃん。あれが私の分身体だよ」

言ってから、萃香は酔いに潤んだ瞳に僅かに理性の色を戻して、面も引き締めた。

萃香「なるほどね。確かに今回地底に行くのは骨が折れそうだ。光も準備は手抜かりなくね」

一週間後の出発に、萃香は納得し……戻ってきた分身と左手とを結合してから、瓶の底の酒雫を啜った。
酒の切れ目が話の終わりどころと言いたげに、立ち上がる。そんな萃香に松山はもう一つだけ話を振った。



0ch BBS 2007-01-24