【教え子に】城山正の挑戦１６【教えられ】

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[615]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2010/02/26(金) 00:49:51 ID:ItTpWTJk
彼は南葛市を襲ったレッドキングと南葛港沖合で交戦し敗北、えすぽわーるを沈められるという失態を犯していた。
本来ならば市中引き回しの上打首獄門だったところを焼き土下座３０秒という快挙により
罪一等を減じられ地下送りになっていたのだった。

船員２「イヤイヤイヤそれだけじゃ出来ませんよ。まさかのピンゾロ乱舞なんて！
　　　　　それであっという間にこのえすぽわーるⅡの船長に返り咲くんですから……。
　　　　　船長！俺一生ついていきます！」

なにやら地下に落ちたあとも武勇伝があるらしいが今はそれを語るときではない。

大空船長「うれしいことを言ってくれるじゃないか。よし今日は私の好物のTボーンステーキで一杯やろうじゃないか」
船員１「あっいいなぁ。俺も船長についていきますよ～」
大空船長「はっはっは。心配するな。当然お前さんも一緒だ」
船員１「やった～」

なごやかなムードがブリッジに訪れる。
日本まであと少し。懐かしい我が家に帰れるといった気持ちが油断を呼んだわけではないだろうが

航海士「ソナーに反応！なっなにか巨大なものが迫ってきます！は、速いっ！」

直後に響き渡る轟音。ブリッジは激しく揺さぶられ大空船長が指揮を取る暇もなく
復原力を超える力を受けたえすぽわーるⅡは瞬く間に転覆轟沈することになった。

大空船長「くっ！またしても私の船がーっ！総員退艦！！」

新しく装備された艦首ドリルも冷線砲も展開することすら出来ずにえすぽわーるⅡは海の藻屑と成り果てた。

大空船長「ぬわーっ！まっ！また地下送りかーっ！？」

渦巻く潮流に飲み込まれながら大空船長は海の中に光る巨大な目を見ていた。

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