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【教え子に】城山正の挑戦16【教えられ】


[711]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/03/08(月) 03:12:15 ID:UjlevNHU
太陽が隠され漆黒の闇が覆いかぶさってくるその刹那。
海岸は神々しい輝きに包まれた。

秋津姫「我の地で水の禍など許すと思うてかっ!」

羽衣をなびかせて津波とシロの間に現れる秋津姫。
お互いにしがみつきあって目を硬くつぶっていた子供達もいつまでも降ってこない津波に恐る恐る目を開く。

シロ「でゅ、でゅわっ!?」
矢島「秋津姫だ!秋津姫様が助けに来てくれた!」
瀬名「姫さま〜!」

歓声を上げて秋津姫の登場を喜ぶSC。

秋津姫「言うたであろう。そなた達には水の加護を与えると」

そう言いながら優雅に右手を一振りすると、今まさに南葛市を飲み込まんとしていた大津波は凍りついたように止まり、
そのまま砕け散ると秋津姫の神威にひるんだように大海原へと帰っていった。

秋津姫「(小声で)城山や。現し世を、イヤ自分の故郷、友人、子供達を守るのなら、もちっと強くなるのじゃ。
      お主にはまだまだ可能性が眠っておる。それが目覚めるのを我は楽しみにしておる」
シロ「でゅ、でゅわでゅわ」(そんなこと言われたってなぁ。何が眠ってるのかくらい教えて欲しい)
秋津姫「それではな。我も最近なかなかに忙しくてな。娘も見守らなければならんしな。
     まったく、子供というものは手がかかってしょうがないのう」

口ではそう言うものの顔は若干緩んでおり満更でもないようだ。

矢島「姫様に子供がいるの?」
秋津姫「……そう遠くない未来にな。主達なら相見えることもあろうぞ。それでは、な」

薄い笑みを浮かべると秋津姫は現れたときと同じように光となってシロと共に掻き消えた。



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0ch BBS 2007-01-24