※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【反町一樹の】幻想のポイズン25【憂鬱】


[128]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/18(月) 22:54:57 ID:???
こうして、反町達の練習があまりいい結果とは言えないレベルで終わっていた頃。
永遠亭の一室で、八意永琳とパチュリー・ノーレッジが話し合いを続けていた。
これは無論、竹林カップの一幕においてパチュリーが永琳に三杉を治療するように頼み。
了承してくれた事を受け、早速三杉を連れてきたという事である。
ただ、珍しい事はパチュリーが自ら進んで三杉と同行しようとした事。
本来ならば外出などもってのほか、というパチュリー・ノーレッジ。
そんなパチュリーが護衛という役割もあるとはいえ三杉に同行したというのは。
それだけ、パチュリーが三杉に対してどれだけ期待をしているかがわかるだろう。

永琳「そこまで入れ込む程かしら?」
パチュリー「ええ、少なくとも無益な事ではないわ」
永琳「ふぅん……まあ、才能は確かにありそうね」

カルテに目を通しながら、呟く永琳。
既に今日一日を使って三杉の体を調べ、現時点で三杉は疲れが溜まっていたのか布団の中で眠りこけている。

パチュリー「それで、八意永琳……どうなの? 三杉は……」
永琳「あなたも知識人と名乗るなら多少なりとわかっていると思うけど……。
   この世に完全に治せる病なんてものは少ないの。
   私が出来る事にも限られている……」

あらゆる薬を作り出す能力を持ち、天才医師とまで言われる永琳。
しかし、それにもやはり限界はある。
魔法のようにちょちょいのぱっぱ、で綺麗に心臓病が治るという事がある筈も無い。
それを重々承知なのか、苦虫を潰したかのような表情を浮かべつつも納得するパチュリー。
そんなパチュリーを見つつ、永琳は冷ややかな眼差しを向けつつ呟いた。


0ch BBS 2007-01-24