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【明けまして】小田Jr.の野望7【おめでとう】


[765]小田ジュニアの野望:2010/02/03(水) 00:06:44 ID:wHpTaVNM
ジュニアは今までなんにでも消極的な彼女が積極的に練習をしている事を嬉しく思い、その柔らかな
頭を撫でる。その黒髪は風に晒され本当に冷たくなっており、ジュニアはせめて今だけでも暖めてあげようと
自分のジャンパーに体ごとうずめてあげる。

紫乃「おにいちゃん?…あったかい…」

はじめは僅かに驚く小さな可愛らしい妹だったが、すぐにその抱擁に身を任せ…まるで雛鳥のように、
生まれたばかりの子犬のように、彼女にとって色々な意味で大きな猛に身をゆだねる。

小「どうだ?あったまったか?」

紫乃「うん。ありがとう」

耳当てやコートが無くてもぱっかぽかになる小さな淑女は紅潮する頬を隠そうともせず、兄の胸の中から
ほんの少しだけ躊躇するかのように離れると…

紫乃「それじゃね、お兄ちゃん。」

紫乃にとって最近のジュニアは遠い存在である。自分にはわからない何かをしており、今もきっと
そうなのだろう感じる。それがなんなのかと知りたいと思う少女だったが、それが兄の邪魔に
なってしまうのではないかと優しい彼女は思ってしまう。故に、『一緒に帰ろう』という
兄妹であれば普通の言葉を飲み込み、多少空元気ながらも手を振って別れを告げるのだった。
…その際ジュニアの周りに純白の光と黄金の光が見えたような気がしたのは気のせいだったのだろうか?


0ch BBS 2007-01-24