【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】

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[31]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/02/01(月) 19:49:12 ID:???
＞Ｋ．「わかった。とりあえず一つずつ話し合っていこう」
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にとり達の発言が収まった瞬間を見計らい、思い切って声をかける反町。
一瞬、にとりは反町を苦々しい表情で見やり……静葉も眉を顰めるが。
更に深く話し合えばそれでも反町を説得出来る筈だと考えたか。
それぞれ顔を見合わせた後、ゆっくりと頷いて同意を示す。
それを見て反町もひとまず一つ一つ解決していかなければと心に刻みつつ……。
未だ沈黙を守る幽香、そして穣子達に視線をちらりと向けながらも口を開くのだった。

反町「まず……幽香さんの気性が荒い、って部分だけど……」
にとり「うん、それが一番の問題点だと私は思うんだよね。
　　　　少なくとも、彼女が暴れれば本当にチームは崩壊するんだよ？
　　　　そんな危険なのを抱えたまま、チームを運営しようなんて正気の沙汰とは思えない」

腕を組みながら、幽香を睨みつけながらそう呟くにとり。
一方で幽香はやはりただ黙し、俯いて視線を合わせようとしない。
そして、穣子と妹紅はどことなく不安そうに反町へと視線を向けつつ……。
どうしたものか、と苛立った様子でテーブルを指で叩きながら考え込んでいる。

にとり「例えば、私みたいに人間に友好的だとか……人間は"盟友"だとか。
　　　　或いはそうでなくても好戦的でないというのなら問題ないさ。
　　　　でも、彼女は人間友好度最悪の上に血を見るのが大好きな大妖怪様だからね。
　　　　それが悪いとは言わないけど、私達には合わないんじゃないかなぁ？」

盟友、という部分にアクセントをつけながらちらりと反町を見やるにとり。
暗に"盟友"である私の言う事は聞いておいた方がいい、と強調しているのだろう。

反町（確かに……幽香さんの性格はこのオータムスカイズの中では異色な方か？
　　　……どこかに、反論の機会はあるんじゃ……）

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0ch BBS 2007-01-24