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【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】


[384]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/06(土) 15:59:28 ID:???
静葉「何度も言うけれど、あそこで食い下がる方がデメリットが大きすぎるのよ……」
にとり「どういう事だい、静葉」
静葉「数の上でもあちらが有利……幽香派ではないとしても、穣子達は私達を非難する立場だった。
   加えて、一樹君もどちらかといえば私達を諌める方向で働いていたわ。
   そんな状況で私達が反抗すれば、私達の立場まで危ぶまれる……違う?」

穣子・妹紅・ヒューイ・サンタナが静葉達が間違っているのだと非難し。
更にキャプテンである反町も静葉達を柔らかくではあるものの諌めていた。
そのような状況で静葉達が足掻こうとも、多勢に無勢。
それはただ自分達の首を絞める行為であり、無益どころか逆に損になるものだと静葉は瞬時に判断していたのだ。

橙「でも、このままじゃ本当に風見幽香が乗っ取っちゃいますよ……」
静葉「そうね……確かに危険だけれど、それでも恐らく今はまだ大丈夫だと思うわよ?」
にとり「そりゃまたどうして……?」
静葉「既に穣子らの信頼を得ている以上、下手に動こうとは向こうも思わない筈。
   だからしばらくは私達も動かない……動けば、私達がこのチームにいられなくなるわ。
   表面上は認めた風を装い、敵意などは見せないようにしましょう」
にとり「あ、あいつに屈服するっていうのかい!?」
静葉「そうせざるを得ないわ。 ……それとも、あなたは出て行ける?」
にとり「ぐぅ……」

静葉達がチーム内で孤立すれば、最終的にはチームを脱退するという選択も取らざるを得ない。
しかし、それは静葉やにとり、それに橙や妖精1にとっても望まないものだ。
出来うる事ならば波風立てず、平穏にこのチームでサッカーを続けたい。

静葉「それに、しばらくあちらが動かないという事はこのチームも壊れないという事よ。
   それなら、私達が下手に動いて荒らしまわる必要性も無いわ」
橙「確かに……その通りですね……」
にとり「よしわかった、それじゃあしばらくは様子見で行こう。 ……あんな奴にへーこらするのは癪だけどね」
静葉「頭を下げるのには慣れているでしょ?」
にとり「……天狗様たちから離れた場所でくらい、伸び伸びとサッカーしたかったよ」


0ch BBS 2007-01-24