【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】

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[718]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/02/09(火) 21:51:16 ID:???
六十日目　月曜日　早朝

翌日、反町はまだもやもやした気分を持ちながらも早朝に起床をした。
幻想郷へ来てから、今日で丁度二ヶ月目。
その記念すべき今日は、何とも皮肉な事に椛が正式に退団をする日なのである。
それに、反町としては椛もそうではあるがもう一つ色々と気になる点が存在していた。
無論、それは昨日紫から受け取ったオールスター戦のメンバー表である。

反町（チーム人間……幻想郷サッカー界で活躍する、人間を元に選んだって事だよな？
　　　……妖夢や、慧音さんはわかるけど。　……魔理沙さんや霊夢さんと俺が一緒になって戦うのか？）

反町にとって、幻想郷トップと言われているその二人は雲の上の存在のようなものである。
果たしてそんな彼女達と共に戦えるのだろうかという不安も当然あるし……。
更には、一緒に選出をされた三杉の事も多少なりと気になる。

反町（心臓病、大丈夫なのか？　……まあ、今日にはもう退院をするとか言っていたけど）

気になる事は山ほどあるが、ともかくいつまでも悩んでいられないと首を振り。
反町は着替えを済ませ顔を洗うと、居間へと行き既に起き出していた妹紅と合流。
そのまま一緒に人里近くのコートへと向かうのだが……やはり会話の中で出てきた事は、水曜日のオールスター戦についての事であった。

妹紅「やるからには、しっかりやろうね。　私、こういうオールスターって出るのは初めてだし」
反町「そうですね……」
妹紅「大丈夫、反町は強くなってるよ。　今度のオールスター戦でもハットトリックできるんじゃないかな？
　　　まあ、相手が誰かはまだわからないけれど全力を出し切ろうじゃないか。
　　　さあ、その為にも練習練習だよ！　今日はどうする？」
反町「え、えーっと……」

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0ch BBS 2007-01-24