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1- レス

【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】


[841]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/12(金) 13:20:36 ID:???
名残惜しくも食事が終わり、両手を合わせて「ご馳走様」の大合唱。
椛は食事が終わると、茶を一口飲んで溜息を吐いた後立ち上がって自室へ戻り。
しばらくしてから、その両手に私物が入ったダンボールを持って居間へと戻ってきた。

椛「そんじゃあまあ……今まで、お世話になったッス」
反町「うん……俺こそ、世話になったな。 本当に今までありがとう」
椛「いえいえ、あまりお役に立てず申し訳ないッス」

礼儀正しくも反町、他のメンバーに逐一最大限の礼をして礼を尽くす椛。
妹紅はただひたすらに寂しくなるねぇ、と大声で叫び男泣き。
それを見て椛が若干呆れたようにしながらも苦笑し、あまり長居をしても別れづらくなるので……。
と、最後に大きく礼をしてからダンボールを持ち居間を出て行く。

穣子「まあ、達者でね、椛」
妹紅「ぐじゅっ……新しいチームが嫌になったらいつでも戻ってきていいんだよ! 寂しくなるねぇ……」
椛「うッス、んじゃ、今まで本当に世話になったッス!」

全員揃って玄関まで見送りをしたいところではあったが、そこまで広い玄関でも無い上。
あまり大人数に見送られては恥ずかしいと椛が言っていた為、代表者としてにとりだけが見送りに。
にとりとしても初期から共にゴールを守ってきた椛がいなくなるのは寂しいのか。
複雑そうな顔をしつつも、何とか作り笑いを浮かべて椛を送り出そうとしていた。

椛「んな顔しなくてもいいッスよ。 妖怪の山で仕事する時は普通に会うじゃないッスか。
  何も今生の別れって訳でもねーんスのに……」
にとり「んん。 わかっちゃいるけどね……それとこれとは何か違うっつーか」

苦笑する椛に、ばつが悪そうに頭をかくにとり。
しかし、それもやがて終わると椛は玄関の戸を開け出て行こうとし……。
不意に、何かを思い出したかのように振り返りその口を開いた。


0ch BBS 2007-01-24