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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[115]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/09(火) 13:59:39 ID:???

松山「(といってもしょうがないよな。 萃香さんも余り多くは語ってくれないし……。
    けど、そうか。訪れたことがない場所でなら、新しい出会いや新メンバー補充も容易になるのかも!)」
阿求「……危険です」

自分の目的の助けになると、沸く松山。しかしそれを冷ます様な発言を、真剣な光を湛えた瞳で阿求がした。

阿求「地底に封じられた妖怪は……その。 今の、人と妖怪とが共に暮らせてる幻想郷と繋がっていないんです。
    知能が高い妖怪ならまだしも、スペルカードや遊び抜きで問答無用に襲ってくる凶暴な個体もいると思います。
    ……地底にいるだろう古の妖怪達の情報は、ある形としては残ってますけど……。
    今も通じるか判らない以上、具体的な対策だって取れません。っても、鬼と約束しちゃったんですね?」
松山「あ、うん。……萃香さんとの約束は……破りたくない」
阿求「そうですね。鬼に嘘をついたらそれこそ大変です。攫われちゃいますから。
   だから松山さんは出発まで、出来るだけ、松山さんが信頼できる人妖を集めておくべきと思います」

阿求の警鐘を打ち鳴らした言葉には淀みがない。
迷宮探索など度々行ってきて度胸を養った松山でも、ここまで具体的に危地と言われると気持ちがざわめいてしまう。

松山「(だけど沢山集めておけったって……よそのチームの人はみんな忙しいだろうし。
    トラウム・アドラーズと、あとは部外者で頼もしい人に声をかけてみるか?)」

松山が思い悩んでいると……そこで阿求は、一転切迫したのとは違う調子の声音で、また告げた。

阿求「もし万事首尾よく運んで、地底の妖怪を勧誘できたら、稗田家まで連れてきてください。
    松山さんにも、その妖怪達にも、色んな話を伺ってみたいので」
松山「……あ〜、うん。善処するよ」

阿求「だから。……無事戻ってきてくださいね」


*阿求が去っていきました。



0ch BBS 2007-01-24