【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】

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[203]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/02/11(木) 00:07:14 ID:???

我意原「その壷は、幻想郷でもわしにしか作れん……何？それはもういい？
　　　　名称は【倉庫の壷】じゃ。そうじゃな……あれこれ口頭で言うよりも、壷に手を入れてみい」
松山「え、こう……(あれ、何か当たったぞ。掴んで引っ張り出せそうだ……？)」

出てきたのは、なんと【ゴスペルリング】だった。
松山が壷の中に入ってたのかと思い、もう一度手を突っ込んで探って……今度は【透視の腕輪】が出てきた。
硬直する松山の反応を見て、我意原がしたり顔で堪えきれないように笑い声を上げた。

我意原「うわあっはっは驚いたか！その倉庫の壷は、中身が持ち手の所持品や財産の場所と空間直結される！
　　　　　それ一つさえ持ち歩けば、他は倉庫なり金庫なり厳重に他所に保管しておいても事足りるのじゃ！」
松山「(う、嘘……だろ)」

弱弱しく否定する。もう一回と手を差し入れようとすると、我意原に止められた。

我意原「ただし。壷から取り出せるのは、一日に五つまでじゃ。
　　　　　こちらから送るのは無制限じゃ。使用の際に制限を知らず超えぬよう気をつけるのじゃな」

最後に、我意原は壷の代金を60000円と言ってきたが……新弟子であり身内としてツケでいいわいと言った。

松山「(はぁ……ぶっちゃけ迷惑老人だけど実力確かで器が広いんだよな。
　　　拳の振り上げどころを消されて、これが年の功ってやつ？)」

素直に礼の姿勢を取って、松山は道場を後にした。

＊松山が【倉庫の壷】を手に入れました。

前次写

0ch BBS 2007-01-24