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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[266]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/12(金) 18:16:29 ID:???

F 兎肉料理専門店



松山は、ナナがオススメしてくれた最後の店……幻想郷では割かしポピュラーな兎肉を調理する店へ向かった。

松山「(兎の肉か……生きてる姿を想像すると少し辛いが……偽善だよな)」

白兎は、可愛らしい外見から、松山のいた世界では様々な媒体でマスコットキャラクターに選ばれる。
この幻想郷にも、とある勢力には兎から妖怪となった少女達もいれば、他にも……
そこまで考えて、兎肉の店が見えたところで、松山は不審な人物の後姿を見かけて足を止めた。

松山「ん? あれは誰だろう?
    黒サングラスに、花粉避けに病院や診療所ででよく見かけるマスク……。
    兎みたいな耳が隠れてないどころか、それ用の穴が開けられた頭巾、淡いピンクのブラウスと紺のスカート。
    あれは……誰だろう?」

やけにそわそわし、やましさを隠すように周囲に人がいないか見始めたので、松山は立ち止まった。
距離にして7~8メートル。
充分離れてるが、これ以上近寄ると悟られる予感がして……松山は、不審者が独り言を呟いてるのに気付いた。

松山「(シャンハイ、あの人が何を呟いてるか聞き取れる?)」
シャンハイ「(……)」



0ch BBS 2007-01-24