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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[285]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/12(金) 22:16:32 ID:???

そこまで言い終えて、永遠亭の(正しくは師匠の)技術力は凄いでしょ? と胸を張り鼻を伸ばした鈴仙だが。
は、と掠れた声を出した次の瞬間、誇らしげなそれから、顔中を青ざめさせた。

鈴仙「ど、どどどどどうしよう!!? まだ部外秘で、言っちゃいけないことになってたの!!
    き、聞いちゃった? 聞いたわよね? あ、あああ師匠に怒られるぅぅぅ」

おろおろとしながら、勝手に喋りまくって追い詰められてパニクってる鈴仙は、さも良い事を思いついた顔をした。
籠ではなく、ポーチの中からいつもの八意印の薬瓶を取り出し、震える両手に乗せて松山の鼻先に突き出してきた。

松山「え? 何、これ、……俺にくれるの?」
鈴仙「そうよ! これがさっき言ってた【国士無双の薬・EX】の試薬品なの!
    これをあげるから、私が口を滑らせたこと師匠に黙ってて!」
松山「あ、あぁ。(はて? ……別に誰に言うつもりなかったけど、それより試験薬勝手に渡すのはいいのかな?)」

釈然としない心境ながら、松山は哀れなほどに怯えてる鈴仙の意思を無にすることなく、薬を受け取った。
さっきの話が本当なら、これを阿求に渡せば、週間の練習を今より増やしても大丈夫になる筈だと松山は喜ぶ。

鈴仙「それじゃ、お願いね。くれぐれも師匠に言わないでね」
松山「わかった。(鈴仙さん帰ったら、多分、秘密漏らしたことより大目玉に遭う気がするけど……さて、次は)」



0ch BBS 2007-01-24