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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[515]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/17(水) 21:25:46 ID:???

松山「じゃあまた。出発日に……え〜とやっぱりここで?」
魔理沙「あいよー。じゃ、飯にもありつけないみたいだし私も帰るとするぜ」
ピルロ「……」
霊夢「全くもう。 神社を勝手に集まる場所に使わないでもらいたいもんね」

松山・シャンハイと萃香が離れると、自然と他の面々も疎らになっていく。
魔理沙はさっさと箒にまたがり飛翔、ピルロも忌々しそうに足早に去り……
残された霊夢も、日課の落ち葉掃きに向かおうとするところで、彼女は気配を感じて足を止めた。
ギシリ、と妖力が発生し、空間が軋み裂けて……日傘を差した少女が中から顕れた。

霊夢「紫……? 何の用? 随分機嫌ななめな登場の仕方するじゃない」

若干荒っぽいスキマの開け方から、そう指摘した霊夢に、紫は嘆息した。

紫「霊夢……貴女。いつまでそう暢気にちゃらんぽらんに構えてるつもりなの?」
霊夢「何? わざわざお説教しに、この炎天下の中出向いたわけ?」

一気に視線を険しくさせる霊夢だが、そう来ると予想してたとばかり……
紫は圧力をあっさりと受け流して続けた。

紫「異変が片付いたばかりとはいえ、山の上の神社が必勝を期して動き出した。
  貴女は博麗神社の巫女。 もっと真剣に動く必要があるんじゃなくて?」
霊夢「……大会には参加する。それでいいでしょ」

そう言い捨てて、霊夢は紫の右脇を通り抜けて、振り返りもせず箒を取りに倉庫へ向かい歩いていった。
後に残された紫は、憂いを帯びた吐息を、はぁ……と切なげに零して……
境内の掃除に向かった霊夢とは反対方向の、神社の裏まで歩いていく。そこに紫以外に、もう一人の姿があった。
霊夢の様な、腋の露出したデザインの巫女装束ではない、緋袴が鮮やかな普通の巫女装束に、紫色の髪の女性。



0ch BBS 2007-01-24