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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[553]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/18(木) 01:09:19 ID:???

グワァッ……ドガァッ!!! バジュウウウゥッッッ!!!!

萃香「……っ」

その日の人里の練習場では、誰もが目を瞠る光景が展開されていた。
チーム練習をしているトラウム・アドラーズメンバー。
遊興の域を出てないとはいえ、純粋にサッカーというスポーツを愉しむ里人達。
暇だからと、物見遊山気分で松山達の練習についてきた、幻想郷でも最高ランクのGK・伊吹萃香。
各々の視線を釘付けにして離さないのは、一人の少年の練習風景……いや放つシュートにというべきか。

ルーミア「うわ〜キャプテンほんと凄いのか〜」
虎子「(こんな迫力あるシュート練習を間近で見られるなんて……!)」
妖精達「はぁぁぁ〜」

ルーミア達から、掛け値なしの賞賛と感嘆の声が上がる。
幻想郷には、松山より強いシューターは少なからずいるが……
ルーミアや一介の妖精達には、そのような選手達と練習する機会は稀なのだ。
花の妖怪に奪われたパスカット能力を取り戻すのに専心していた松山を見てては気付かなかったろう。
彼のオールラウンダーとしての高い能力に、霊夢以外のトラウム・アドラーズメンバーはここでやっと気付いたのだ。
驚いたのは、彼女達だけじゃない。
この場にいる者達の中で、最も秀でた能力の二者……一人は伊吹萃香で。
もう一人は当の本人・松山光だ。

松山「(凄く……調子が良いぞ! こんなにボールに威力を乗せて、狙ったところに行くなんて……!)」

シューターとしての松山に多くの才はない。
磨けるとすれば、GKやDFがブロックしにくいコースを狙う正確性や小手先の技術であって、威力はそう伸ばせない。
それでもこの日の松山のシュートは、練習を見にきていた彼女を疼かせるに十分だった。

萃香「(むむむ……光め〜……これは)」



0ch BBS 2007-01-24