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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[855]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/26(金) 00:28:49 ID:???

松山は、やはり日本人なら和食しかないと要望を固めた。
好みとして普通な和食ラインナップに、フライハイトは頷きつつ……最後の一品に目を瞬かせた。

フライハイト「冷やっこ、月見うどん、親子丼……えっ、シュラスコ?」

殆どは、フライハイトが守矢神社で腕前を奮ったことある、大小差あれど好評を博しただけに納得のメニューだった。
が、松山が告げた中には、幻想郷でも外の世界でも耳にしないブラジルの肉料理が含まれていた。
日本人が好物として挙げるには珍しいと思い、詮索になるかと思いながらも聞いたフライハイトに松山は笑って言う。

松山「いやさ。俺たちの世代の中でブラジルに向かった奴らがいてさ。
    興味本位で雑誌でブラジルの特集見て、カーニバルとか食い物とか調べた時に美味しそうだって思ってたんだ」
フライハイト「モリサキ。ツバサ……かい?」
松山「知ってるのか!? って、フライハイトなら知っててもおかしくないか」

久しく忘れていたジュニアユース大会の、西ドイツとの激闘が松山の脳裏に蘇った。
そうそうたる顔ぶれの中で、確かに自分も名を連ねて熱い試合を戦い抜いた。
西ドイツの仕事師と異名をとるヘルマン・カルツと、中盤で幾度となく渡り合った記憶を思い出すと、芯が熱くなる。
決して賞賛が得られた訳ではないが、ライバルと戦い勝利した思い出は今も松山の胸の中に大切に仕舞われていた。
フライハイトの、見た目より少年らしさを残す声音が続いた。



0ch BBS 2007-01-24